発表直後の売り買い交錯で高安500円の大往来 日銀は追加緩和見送り
日経平均株価 終値 19,083.10(+147.39)
始値 18,924.31
高値 19,202.34
安値 18,784.69
出来高 18億2007万株
日経225先物 終値 19,090(+190)
始値 18,920
高値 19,220
安値 18,720
出来高 86,809枚
日経平均は3日続伸。
先物は小幅高で始まり、買いが先行していたが、19,000円で頭打ち。
午前中は上値を切り下げながら三角保ちあいの様相を呈していたが、午後に日銀会合の結果が現状維持と伝わると失望売りから一段安。
12:22から一瞬で急降下すると一時安値18,720円まで突っ込む場面もあったが、その刹那、棒上げ商状で切り返す展開に。
一時高値19,220円をつけるなど、実に高安500円の大往来。
引けにかけては伸び悩んだものの、大幅に19,000円の大台を回復。
結局本日の高値圏を維持して終えている。
失望売りが続かなかったのは発表直後の補正予算情報があったとみられる。
いずれにしても動いてくれるのは大歓迎。
終値ベースでの大台回復は2ヵ月ぶりで、8月11日の急落以来、1,700円下げ、9月も1,500円下げた後にようやく10月末に半値戻した格好。
昨日の下落ですっかり追加緩和観測が後退していた為、かえって出尽くしのアク抜け感が出た印象だ。
昨年の10月末会合に及ぶべくもないが、今回も圧巻の上昇に変わりない。
絶好の大チャンス到来と言ったところで、まさに垂涎の値動きだった。
このタイミングでバズーカ砲が不要ならばそれもよし。次回持越しといった様相だ。
ドラギ総裁のように会見でのあのリップサービスで十分の効果かもしれない。
黒田総裁会見後の大口売り観測の為か、一時8月28日の高値19,200円を上回ったが、二文新値に終わっている。
今年も残りあとわずか2ヵ月。
来月からはいよいよ外資ファンドの決算が集中したり、アノマリーなどで波乱要因にこと欠かない11月相場。
6月以来続くパニック相場の収束の鍵を握るのはやはり中国だろうが、もう一波乱に期待したい。
本日の損益
デイ +220円(5枚)
寄り引け 買い +170円(1枚)
現在の資金
533,260,000円 (+1,270,000円)※手数料考慮せず