大納会 下落は2010年以来4年ぶり
米国市場はまちまち。
ダウは8連騰ならず反落。
忘れた頃にまたギリシャ発の欧州不安が再燃。
日経先物(左) /上海総合 (右)
日経平均株価 終値 17,450.77(-279.07)
始値 17,702.12
高値 17,713.76
安値 17,450.77
出来高 16億6698万株
日経225先物 終値 17,360(-360)
始値 17,720
高値 17,730
安値 17,350
出来高 42,350枚
日経平均は反落。
先物は変わらずで始まるが、序盤から売りが先行。
米国時間のセンチメントの割には寄り前気配は異様に高く、見事に仕掛け売りが成功した格好。
寄せの高い気配を維持し直前に大口注文を取り消され梯子をはずすなんてことは日常茶飯事だが、今回規制が入ったことで来年は少しは改善されるか。
29日にエボラ出血熱騒動で持ち高調整のタイミングを作り出し、欧州の軟調化で掉尾の一振への先高期待はかき消された様相。
昨年は年末年始休暇をものともせず先高期待で年末高で押し切った形だったが、今年は年初の戻り売りを警戒してかリスク回避の持ち高調整が先行。
カバーせずそのまま突っ込んだ格好か。
大引けにかけて一段安し、ほぼ安値引けで終えている。
終日手控えだった。
昨年は安倍総理が急遽参加し話題を呼んだが、今年の大納会では朝ドラのヒロイン、エリーが登場。
大幅安で盛り上がりに欠けてしまったが大納会として下落するのは2010年以来4年ぶり。
2012年の安倍トレードの始まりからこの2年、年末高は慣例のようになっていた。
欧州懸念が水を差した格好だが、これが自然だろう。
年足で見れば文句なしの陽線。
2013年は世の中が変わることへの期待だけで突っ走った年。
2014年は中だるみ感が出始めた頃に消費税の増税で腰砕け。
そこへ黒田バズーカ砲第二弾で起死回生。
最後の解散総選挙はやや盛り上がりに欠けたが2回目とあって国民は解散に慣れっこになってしまった。
それでも安倍黒田劇場はまだ続くかに見える。
官製相場に違いないが、利益をもたらしてくれるのだから乗っていけばよい。
まだ一時期に比べれば及ぶべくもないがボラはかなり戻っており手応えは十分。
先物は上がっても下がっても関係なく利益が出せる。
相対でもなく取引所で取引される日経225の運用効率性が再認識させられた一年といってよいだろう。
重要なのはやはり戦略。
メンタルを保てる的確なルールと知略の結実とも言うべき戦略にめぐりあえたおかげで今年もなんとか生き抜いてこられた。
来年はまた再び躍動の年となることを期待したい。
本日の損益
デイ --------------
寄り引け 売り +360円(1枚)
現在の資金
460,380,000円 (+360,000円)※手数料考慮せず