黒田サプライズで日経平均が大暴騰
米国市場は大幅反発。
米GDP速報値が市場予想を上回り、量的金融緩和の終了を決めたFRBの決定を裏付け、正当化させるような指標が相次ぎ買いに拍車がかかっている。
日経先物(左) /上海総合 (右)
日経平均株価 終値 16,413.76(+755.56)
始値 15,817.14
高値 16,533.91
安値 15,817.14
出来高 40億1278万株
日経225先物 終値 16,490(+820)
始値 15,840
高値 16,560
安値 15,830
出来高 186,341枚
日経平均は超大幅続伸。
指数は寄り底からの記録的上昇。
リーマン・ショックで乱高下した時の上げ幅817.86円以来の大きさ。
終値で2007年11月2日以来となる7年ぶりの高値水準を回復。
先物は170円GUで始まり間もなく上げ幅を拡大。
中盤にピークをつけた上昇も終盤にかけて伸び悩むいってこいの兆候だった。
しかし、マーケットのセンチメントを一変させたのは昼下がりの日銀金融政策決定会合の結果発表。
「黒田サプライズ」とも「黒田バズーカ第二弾」ともいうべき予想外の追加緩和だった。
今朝方のGPIFの報道でも十分な下支え要因があったところにこのサプライズ。
13時44分から棒上げ商状。
突如として暴騰が始まり、あれよあれよとあっさり16,000円台を回復。
その後も勢いはとどまるところを知らず一時高値16,560円、890円高を記録。
先物主導で大型株、インデックス買いの大波が押し寄せ、出来高も震災時の20万枚には届かなかったが18万枚と驚異の大商い。
圧巻の値動きで記録的な上げ幅を維持して日中の取引を終了。
ナイトも上昇し続け17,000円台が目前にまで迫っている。
米国の緩和終了に続き、このタイミングでの日本の追加緩和。
まるで示し合わせているかのようだ。
10月相場の終わりに想定外のプレゼント。
丁度1ヵ月で先月末の高値から2,000円下げたかと思えば、V字回復で2,200円の上昇。
下落分を帳消しにするだけでなく、最後の一日で上値の障壁を一気にバズーカ砲で吹き飛ばした格好。
来月はGPIFの思惑に加え、米国量的緩和廃止と日本の公的資金買い、更に外国人や個人の買いが入ってくることが予想され、もうひと波乱に期待し備えたいところか。
白川時代は戦力の逐次投入で小出し感ばかりが目に付いたが、黒田総裁に代わってからはサプライズの演出がうまい。
毎度リスクが顕在化する前に躊躇なく先手を打つのでインパクトは絶大。
売りは踏みつつも買いは後半の驚異のボラのおかげで回転が奏功。
下手ながらも何とか及第点といったところか。
最大のリスクはチャンスなのにエントリーしないことだが、一斉にリスクオン。
草原を吹き抜ける風のようなあの踏み上げがまさに溜飲を下げた。
先物ブログ
本日の損益
デイ +450円(5枚)
寄り引け 売り -460円(1枚)
ナイト +80円(5枚)
現在の資金
451,910,000円 (+2,190,000円)※手数料考慮せず