EUサプライズでブレイクスルー 日経平均9,000円台を一気に回復
日経平均株価 終値 9,006.78 (+132.67)
日経225先物 終値 9,010 (+140)
日経平均は大幅反発。
5月10日以来となる9,000円台を回復。
先物は70円GDで始まるが、徐々に下げ幅を縮小。
前日終値に顔合わせしたところでやや膠着したが、正午前11:49に突如暴騰。
何が起こった?
薄商いの昼休みに起こった突き抜けるような棒上げ。
まさかメルケル首相がユーロ共同債に合意したのかと思ったが、違った。
市場が動いたのは日本時間正午前ブリュッセルから届いたこの人、EUファンロンパイ大統領の発言がきっかけ。
ユーロ圏17か国の首脳が資本不足の銀行にヨーロッパの金融安定化基金から直接資本注入できる仕組みを設置することで合意したと発表したこと。
未明まで協議を続けたユーロ圏の首脳が予想外に早く打ち出した債務危機対策。
スペインの金融支援に対する具体策などの合意には時間がかかると見られていただけに投資家心理を改善する材料になり市場には大きな安心感が広がった模様。
98円台だったユーロは一気に100円台まで上昇。
日経平均もユーロと先物主導でみるみるうちに上昇。
わずか10分間で9,070円まで一気にブレイクスルー。
棒上げが一服し午後に入るとやや失速したものの、上昇機運は継続。
結局9,000円を維持して大幅高水準で取引を終了。
実際は直接資本注入ができる仕組み構築の合意のみ。
内容自体はいずれするであろう想定内の政策ながら、このタイミングはポジティブサプライズ。
市場からの催促に対し素早いメッセージを打ち出した格好。
リスクマネジメントがしっかりしていればまさに据え膳状態。
下手ながらも場中発表時代の機械受注の要領でまずまずの出来。
やれやれ。先物ブログ
本日の損益
デイ +110円(5枚)
寄り引け 買い +210円(1枚)
現在の資金
304,490,000円 (+760,000円)※手数料考慮せず