年度末相場 14時以降の海外勢のバスケット買い観測 第一生命上場前日
日経平均株価 終値 11,089.94 (-7.20)
日経225先物 終値 11,100 (-20)
日経平均は小反落。
先物は10円プラスで寄り付き、直後から売り先行。
しかし前場に下げたのはこの寄り付き直後だけですぐに切り返し高値圏の揉み合いが続いた。
後場は1文新値の高値を伺ったが、上げ切れず反対に14時すぎから急落。
小幅なマイナスで引けている。
前場の時点で、14時以降は逆に「海外勢のバスケット買いが主力株を中心に150億円程度入りそうだとの観測」の噂が各証券会社の情報ツールから流れたいたが、見事に反対の動き。やはり大っぴらに証券会社レベルで広まる噂はこんなこともある。
期末といっても実質新年度入りであるし、また期末株価意識といってもそれほどの買いムードもなかった。
いたって平穏無事の期末といったところ。
今年の年度末ははっきりとした売り一色でもなく、玉虫色のような相場。
明日は過去に例がない特筆すべき歴史的大型上場がある。
第一生命保険(東証一部:8750)
公開価格は14万円
生保特有の会社形態である相互会社から株式会社化。
大手4社の中では初となり、株主数は日本最多の150万人程度に上る。
はたしてどこまで上昇するか。
IPOブームはすでに5年以上前に過ぎ去っているが、今回の上場はやや趣が異なる。
大規模上場であるものの、既存の保険契約者は上場前に株式での保有と現金化とを選択できたこともあり、売り圧力は低そう。
新興銘柄の上場にありがちなベンチャーキャピタルの売り圧力もなければ、公募やストックオプションもない。
大規模な売り出し以外の需給悪化要因はないのが特徴。
素直にTOPIX組み入れの投信の買いが入りそうに見える。
ご祝儀的ムードで上がるのか。
日経平均のさらなる上放れに一役買うかが注目される。
私は株主になっていないが、株主となった知人はすでに口座に入っている14万円の株を見て大きな期待に胸をふくらませている風だったが。
明日は短観もある。
はてさて。
前場 -40円(5枚)
後場 +40円(5枚)
本日の損益
デイ ±0円(10枚)
寄り引け 売り +30円(1枚)
現在の資金
196,640,000円 (+30,000円)※手数料考慮せず