本日の取引 大納会
日経平均株価 終値 10,546.44 (-91.62)
日経225先物 終値 10,540 (-110)
大納会。
今年は石川遼君のクロージングベルで幕を閉じた。
振り返れば、昨年のリーマン・ショックの尾を引いた下落トレンドは3月を大底に徐々に上昇。11月に節目である7月の安値を割りそうになり、再び下落トレンド入りしようとしたが、土壇場のところで跳ね返り、年末相場もあいまって今月は急激な上昇劇を演じ年初来高値に迫る勢いだった。
しかし年初来高値の更新にはあと一歩及ばず、今年の取引を終了。
今年も無事大納会を迎え、トレードも本業も仕事納め。
昨年同様の思いだ。
今年は半場ではなく、終日取引。
後場の急落も売りスタンスが功を奏した。
年初来高値更新の機運は高いがやはり無理だろう。
バイアスから今日の相場は下げるとの予想のもと、ほとんどが手控えか、売りスタンス。
朝から下げるのではないかとは思っていた。
まさかここまでドンピシャで下がるとは思わなかったがこれはJAL効果。
更新ラインを試すまでもなく、ほぼ寄り天から安値引け。
今日の指数の急落はJAL(9205)の法的整理による売りの連鎖を懸念したもの。
JAL株損失の穴埋めの為、他の株の売却が一斉に始まった場合、指数全体の下落につながるからだ。
今日のJAL株は上場来安値85円を下回る76円で寄り付き、一時60円まで売られた。
これまで「絶対に潰れない会社」と信じてきた個人投資家までもさすがに投売りにでたのだろうか。
一方で、再建策ではまだ法的整理がされない望みも残っており、一部観測ではファンドが安値を買うのではないかとの思惑から安値を拾うものチャレンジャーもでてきそう。
この超危険な逆張りは、数年前に流行っていたなぁ。
あしぎんを思い出す。
マネーゲームとしては面白いがリスクが高すぎる。
潰れると分かっている株を1円で買い、2円や3円で売り抜くという芸当で資産を2倍、3倍とするやり方だった。今月は個別株の動意が目覚しいが、一歩扱いを間違えば紙くずを掴まされて終わり。
この方法が通じたのはデイトレードが流行りだした5年前までのこと。
個別株の宿命か。時代は繰り返すのだなぁとつくずく思う。
JALの破綻を目の当たりにすると、改めて日経225にシフトしていてよかったと思うこのごろ。
個別株式投資リスクの象徴といえようか。
こわいこわい。
次は銀行か・・・?
にわかに燻り続けているんだけどなぁ。
これがこけると今日のような一時的な影響ではなく、TOPIXのトレンドにも影響するので馬鹿にできない。
まぁ昨年のリーマンショックがまさにそうなのだが。
もう解決したと思われている節があり、今月の上昇劇からか、また来年は2万円になるとか、提灯評論がちらほら出始めているが、20年前の年末も同じようなことを言っている人間があまりにも多かったのが怖い。
来年はどうなるだろうか。
はてさて。
前場 +80円(5枚)
後場 +50円(5枚)
本日の損益
デイ +130円(5枚)
寄り引け 売り +170円(1枚)
現在の資金
185,100,000円 (+820,000円)※手数料考慮せず