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2011.07.11NY-151.442011.07.11NAS-57.19






米国市場は大幅続落。

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欧州の信用不安再び。
ギリシャの財政緊縮法案可決で一段落したのはいつだっただろうか。
先月末からの怒涛の上昇はこの為だったはずではなかったか?わずか2週間弱で再燃か。
おいおい。さすがお得意の楽観相場である。


この欧州債務問題はついにイタリアにまで波及。
先進国のイタリアでも10年債利回りが6%超に達するという思わず目を疑う異常な光景。
ギリシャは7%超、2年債などは30%を超えており、もはや開いた口が塞がらない世界である。

追加支援してギリシャ国債のデフォルトを回避することが最大の焦点だったはずだが、あっさりこの始末とは呆れるばかり。
まぁ、デイトレーダーにとってはむしろ好機といえるが。

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日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値     9,925.92 (-143.61)
日経225先物 終値    9,920 (-160)

日経平均は大幅続落。
先物は140円GDで始まるが、ほとんど動かずヨコヨコ。
序盤はリバウンドが先行したが、間もなく失速。
午後には下げ幅を拡大する場面もあったが、売り崩す動きもない。
結局始値からわずかに下げただけの水準で引けている。

連騰の後だけあってここぞとばかりの連日の急落だが、セリングクライマックスには程遠い。第一、動きが止まった後の千枚板にはうんざりである。決まって商いが細る。
短期回転に徹して早々に退散。

出来高はあいかわらずの低調。
先月の内閣不信任案否決の茶番劇以降まるで覇気がない。

ビジネスもデイトレードも何だって同じ。
あるリサーチ会社のニュースで目に留まったのは日本の若者の間で「あきらめ派」が急増しているという話。
一昔前のマーケットを支えていた目標意識と達成への自信をもっている上昇志向のある若者の成功者が、25カ国中最低だそうだ。
丁度本日放送のNHKドラマの「下流の宴」もまさにそれを象徴しているかのような話である。
このドラマは先日書いた通り、妙にリアルで今の世相を反映しているのかもしれない。

自分を見失い、現実から逃避し、楽な方へ楽な方へと逃げる生き方しかできな若者が多いと聞く。

それはこのトレードの世界でも顕著に感じる。
他人に頼ってばかりで自分がない人間は遅かれ早かれ淘汰されている。
売買ルールも然り。自分の売買譜を見れば嫌でもわかる。
何の戦略もなしに丸腰で場当たりの損切りや仕掛けを行っていれば退場が待っているこの世界。
私も運用という概念を根底から変えさせてくれた今の戦略に出会う前は毎日薄氷を踏む思いでストレスがたまるばかりだった。
もしシグナル配信ばかりに頼っていたら、いざそのシステムが不調に陥ればそのせいにして終わるだけだっただろう。
重要なのは自分なりのルールを確立することなのだが。
よく教えられるのが、魚をもらうのではなく、魚の釣り方と学ぶということ。
この戦略はそれをまさに体現させてくれている。
戦略を自分のものにして魚の釣り方を確実にする者と安易に魚だけを援助してもらう者とでは当然得られるものも異なってくるだろう。
システムや戦略もそう考えれば何を選択すべきかは自ずとはっきりと分かるはずである。
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