カテゴリ:

2009.12.16NY-10.882009.12.16NAS+5.86








米国市場はまちまち。

41d63a11.gif 81c5822a.png
日経先物(左)  /上海総合(右)

日経平均株価 終値   10,163.80 (-13.61)
日経225先物 終値   10,150 (-30)

日経平均は反落。
FOMC通過で一服感が出たのはいいが、あまりにも銀行への楽観視が過ぎる気も・・・。  
指数は大引けにかけて失速し安値引け。
対して銀行株では場中の値動きこそ失速気味だが、みずほFG(8411)などはGUしたまま高値圏を維持。
三菱UFJ(8306)は来週22日の受渡日まではわからないようだ。

米国市場の楽観視は今に始まったわけではないから慣れているが、相変わらず同じ轍を踏むのを見るのも忍びない。
日本市場もそろそろ上げそうなムードがあっても、また政治にブレが生じ混迷に・・・。
なにやってるんだかとボヤき声があちらこちらから聞こえる始末。
怒りを通り越して呆れムード。

第一に、子供手当ての所得制限って・・・。
その是非はさておき、仮に制限を設けたとして問題は線引きをどこにするかだが、これが数億円以上なら確かにいらないと言ってくれる富裕層はいるだろうが、一説によるとこのラインを800万円程度にしようとする動きもあるというから驚く。一部の陳情をもとにしているというが、世論は本当のところどうなのだろうか。
年頃の子供をもつほとんどのサラリーマンがこの辺の微妙なところに当てはまってしまうのではないだろうか。

麻生政権時の定額給付金とわけがちがう。
あれは一時的なもので私もいらないと思ったし辞退すべきかと思ったほどだった。
しかし継続的に得られるものだとしたら、話は変わってくるだろう。
おそらく私の感覚だともらわなくてもいいと思える分岐点は年収5億円くらいか。
数千万から1億程度の年収では積極的に辞退したいとは思わない。
10億以上の収入でようやく気にしなくなるのではないか。
たとえば年収800万のサラリーマンで2人の子供がいたとすると、52,000円もらえるかどうかは年収700万円の人と比べるとかなり公平性を欠く結果となるだろう。
これでは所得の再配分と一緒でまるで社会主義。
次の参院選で過半数取れるかどうか以前に、再びねじれ国会になることこそ心配すべきではないか。
そのような不安は今の民主党のシナリオにはないのだろうか。
本気で彼らの想像力の限界を心配する。

当然こんな体たらくだから、普天間のことも含め日本市場への投資を手控える動きもあるだろうが、一部の銀行株や値嵩株中心に動意付いているのが気になる。これもまた、一時しのぎの自己資本規制の延長措置からだが、現実的な問題解決になっていないのに好感してしまう相場の浅はかさもまた今に始まったものでもない。

しかし所詮は需給の相場。
ルール通りであれば短期利食い回転にしくはない。
年末にむけて掉尾の一振となるかどうか。
はてさて。にほんブログ村

前場 +20円(5枚)
後場   +30円(5枚)

本日の損益
デイ +50円(5枚)
寄り引け  買い -60円(1枚)

現在の資金
182,000,000円 (+190,000円)※手数料考慮せず