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米国市場は続伸。

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日経先物(左)  /上海総合(右)

日経平均株価 終値   10,087.26(-1.40)
日経225先物 終値   10,080 (±0)

わずか-1円ながら日経平均は10日ぶりの反落。
先物は前日比変わらず。
一時は1万円割れてもおかしくない水準まで下落する場面もあったが、依然として高値を維持。
米国の企業決算が好調でもあり先高感は健在の様で、実質的には11日続伸の強さといえる。
ただ90円という狭い値幅で売り買い交錯。
場中の値動きとしては下落だが、若干始値から下げた後はヨコヨコ。
寄り天に近いが、寄り付きから大きく下落するでもなく、買いも売りも身動きがとれず難しい。

米国はいつもの楽観視からか上昇しているが、ここにきて日本は方向感がはっきりしていない。
朝の寄り付き前売買動向は連日の買越ながら、選挙の前で外国人投資家も一抹の懸念を隠しきれないのだろう。

予想されていたことだが、投票日までの空白の中で徐々に「民主党による政権交代」を懸念する論調の報道も昨日から散見されはじめた。
特に意図的なものを感じたのは昨日のモーニングサテライトやWBSにおける某米国要人のインタビュー。
対日政策のブレーンでもありキーパーソンでもあるマイケル・グリーン氏が「民主党が政権をとれば米国は脱日本(ジャパンパッシング)となる」旨の発言をしており、一見して民主党の選挙妨害と勘ぐりたくなる内容。
テレ東はそれまで民主にも自民にも肩入れしていない報道をしていたが、ここにきてやや民主党圧勝を憂える論調にシフトしているようにも思える。
「民主党政権になったらオバマ政権は面倒くさいから日本を無視する」という内容で、よく背後関係を知らない国民なら「やっぱり民主党には任せられない」となりそうだ。
まあその通りだし、一個人の発言なので内容自体にケチをつけるつもりはないが、この時期にしかも政治経済に強いあのテレ東がこの内容を報道することはいささか問題なのではいかとも思えた。
偶然かもしれないがこの報道を境に相場は上値が限定的になっているようにも感じる。気のせいであれば無論よいのだが。
ルース新駐日大使はつい先日の上院外交委員会の議会証言で、民主党になっても日米関係を維持する方針を述べたばかりで、マイケルグリーン氏の発言はやや違和感を覚える。この手のインタビューのVTRは往々にして本人の意図とは異なる方向に編集されてしまうものであり、これが真意かは定かではない。
いずれにしても民主圧勝ムードが沈静化することで、ますます外国人投資家も混乱していそうで、投票日までしばらく物議をかもしそうだ。

前場 -30円(5枚)
後場 ±0円(5枚)  

本日の損益
デイ -30円(5枚)
寄り引け  買い -40円(1枚)

現在の資金
155,720,000円 (-190,000円)※手数料考慮せず