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米国市場は反落。

2009.07.08.gif2009.07.08上海.png





日経先物(左)  /上海総合(右)

日経平均株価 終値   9,420.75 (-227.04)
日経225先物 終値   9,410 (-230)

日経平均は一ヵ月半ぶりの安値水準にまで落ち込んだ。
朝の機械受注統計は大ブレで予想を下回っていた。

5月機械受注統計 民需(除船電)
-3.0%

予想平均が前月比+2.1%、レンジも-5から+6ほどだったからブレ過ぎといえる。
まあ予想があてにならないのは今に始まったことではなく、この指標が場中発表されていた頃からだが・・・。

中国胡錦濤国家主席がイタリアから緊急帰国さらにケチがついたのは、今日からイタリアで開催されているラクイラサミット(先進国首脳会議)で中国の欠席。G7ですらない中国のことなのに、これが意外に大きな影響を与えている。
新疆ウイグル自治区での暴動に対応するため急遽サミットには出席せずに帰国したそうだ。

あと先日から指摘している売り仕掛け。
下げるはずである。
今日のような日は買ってはいけない。
基本的に売りスタンスだ。

中国の影響が大きいことは株や先物取引を行っていれば、何を今さらという感じである。この日記でも上海市場のチャートを載せる様になってから久しいというもの。

さきほどWBSでアンゴラへ進出する中国の特集が組まれていた。
アフリカにまだ「後進国(ということになっている)」である中国が出資したり技術援助と聞いてピンとこない人が実は多いかもしれない。
無理もない。
いくら中国は日本の文化の先達であり、日本より遥かに長い歴史をもつ国ながら、経済レベルとしてはつい10年ほど前まで安価な労働力としてしか看做されておらず、単なる日本製品の工場としてしかみなされていなかったからだ。

しかしそんな中国が今や国際社会で経済的にも台頭し、特にアフリカ開発にご執心なのは周知の事実。
中国のおかげでこの国はアフリカで最も豊かな国になろうという勢いで急速発展している。
ドバイの例があるから、あながち軽視できるものでもない。
石油利権という下心はみえみえながら、巨額の援助ですっかりアフリカ諸国の心をつかんでしまっている。
「アンゴラ人の建設ではだめだが、中国人の建設なら安心」というアンゴラ政府要人の発言している映像をみるにつけ、「もはや戦後ではない」という日本の高度経済成長時代を思い出す。
中国はもはや「世界の工場」ではなく、他国に出資し技術を供与するという日本のようなことを行えるまでの国になっている。
もともと大国であり常任理事国でもあるから、経済まで力を付けたらアメリカやロシアをしのぐ大国といっても過言ではない。
今日の中国のサミット欠席をこうも材料視するのはこういった背景があるのだろう。

うかうかしていたら日本はどんどん追い抜かれていきそうだ。
つい1年前までは中国車をコピー車と嘲笑する呑気なコメントや評論が横行していた自動車雑誌でさえも今では脅威の存在と認めるような論調に傾き始めている。日本が東洋で一番だったのは過去の話として歴史の教科書に載るのも遠い未来のことではないかもしれない。時間の問題となるであろうことが伺える。

政治は三流、経済は一流といわれた日本だが政治が相変わらずこれではねぇ。

朝から売りでひたすら放置。
いつカバーが入るかヒヤヒヤしたが結局安値引けで終了している。
寄り付きや戦略の中の主要シグナルによるポジション放置でまさに大利が狙える相場だったといえる。

前場 +60円(5枚)
後場 +50円(5枚)

本日の損益
デイ +110円(5枚)
寄り引け  売り +120円(1枚)

現在の資金
153,510,000円 (+670,000円)※手数料考慮せず