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2008.10.06NY.bmp2008.10.06NAS.bmp







????米国市場は大幅続落。ダウ終値は4年ぶりに1万ドルを割り込んだ。
一時-800ドル6セントの9525.32セントを記録。取引時間中としては2003年10月以来、約5年ぶりの安値水準であり、-800ドルは取引時間中の過去最大の下げ幅。

ダウ工業株30種は-369.88ドル(-3.58%)の9955.50ドル。
ナスダック総合指数は-84.43ポイント(-4.34%)の1862.96。
S&P総合500種は-42.34ポイント(-3.85%)の1056.89で2003年12月以来の低水準。

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日経先物(左)  /上海総合(右)

本日の日経平均は続落。
米国市場が1万ドルを割って迎えた日本の朝はパニック売りで始まった。

????寄付きは400円GDの10,050円という空前の安値。
前場始まってすぐは反発する動きを見せていたが、間もなく下げ幅を拡大。
年初来安値を1万割れで更新。
ラージの出来高も259758枚と大商い。
後半はセリングクライマックスかと思えるような出来高を伴って反転上昇。
ギャップを埋めるまでには至らなかったが下げ幅を急速に縮小している。

今日の買いはダメかと思ったが、1万割れでめずらしくナンピン。
10枚参戦。さすがにここは買わなきゃダメでしょ。
しかし後場は頭打ちになっており、まだわからないなぁ。

米国から昨夜のヨーロッパへの飛び火も深刻。
米国も欧州各国も金融危機に対して政府が積極的に何らかの対策を打っている。
ドイツは個人預金の全額保証や不動産金融会社大手の支援に乗り出し、イタリアは銀行救済のために基金創設を提案。
それでも欧州はこれまでにないほどの混乱に陥っているようだ。
日本はどうだろう。その意味ではまだ下値模索に備える必要がありそうだ。

????日銀は昨日から開催の金融政策決定会合で政策金利である無担保コール翌日物金利の誘導目標を0.5%前後に据え置くことを全員一致で決めた。
海外では利下げ機運が高まっているが、日銀は市場の行き過ぎに警戒感を示し現時点での利下げを否定。

先が見えない暗い話ばかりだが、明るいニュースもある。

????スウェーデンの王立科学アカデミーは今日、小林誠氏、益川敏英氏、南部陽一郎氏の3氏に素粒子物理学の研究での功績により、今年のノーベル物理学賞を授与すると発表。
日本人のノーベル賞受賞は2002年以来、6年ぶり。日本人の共同受賞は初めて。
それも一度に3人というのは快挙といえ、一日本人として日本の科学技術に誇りを感じる。
日経平均株価は皮肉にも1万円を割れることもあったが、実態経済と相場は違うことに歯がゆい思いをしている人も多いと思われる。
それにしてもノーベル賞の賞金は1000万スェーデンクロ-ナ(約1400万円)。
一人あたりではなく、賞金1000万スウェーデンクローナは南部氏に2分の1、小林、益川両氏に4分の1ずつ贈られるというが、これは割安なのかそれとも割高なのだろうか。

本日の日経平均株価の騰落レシオは55.87。こちらは過去の常識が通じるなら間違いなく割安といえる。さらに先物は大商いとセリングクライマックスともいえる条件は整っているだけに目先反発をうまく利用したい。

前場 +150円(10枚)
後場 -30円(10枚)

本日の損益
デイ +120円×10
寄り引け 買い +160円(1枚)

現在の資金
106,140,000円 (+1,360,000)※手数料考慮せず