カテゴリ:

2013.04.03NY-111.66.bmp2013.04.03NAS-36.26.bmp






米国市場は反落。

bd9dbf01.gif 25d0607d.png
日経先物(左)  /上海総合 (右)

日経平均株価 終値     12,634.54(+272.34)
日経225先物 終値    12,720(+360)

日経平均は大幅続伸。
先物は180円GDで始まり間もなく下げ幅を急速に拡大。
2日の朝を彷彿とさせるような暴落だったが、本日はあっさり回復。
午前中の上値は午後からの日銀金融政策決定会合を控えて限定的だったが、発表後の13:40すぎからは怒涛の買い上がり。
まさしく棒上げで踏み踏み相場の様相で上げ幅を急速に拡大。
大量の戻り売りもしっかり吸収し、結局12,720円の高値引けで終えている。

本日の値幅は寄り付き直後の暴落でつけた安値12,070円からすると650円の大返し。
パニック相場以外でそれも暴落ではなく上昇局面では極めて異例。
直近3日間では900円以上の値幅。
ナイトセッションまで含めれば1000円近くになる。

これだけ国民を明るくしてくれた黒田新総裁に感謝。
リーマン・ショック時の1000円往復を彷彿とさせる凄まじさだが、パニック相場ならいざ知らず、一国の金融政策発表だけでここまで動かしたのはあまり前例がなく歴史的な一日といえる。

4.5 日銀黒田総裁会見で戦力の逐次投入はせずに現時点で必要な政策を全て講じたと話す黒田総裁。
就任後初の金融政策決定会合で早くも前総裁がやってきたまったり政策をドラスティックに改革したことになる。
これまで実施してきた包括緩和に代わる新しい枠組み「量的質的金融緩和」を導入。

政策目標をこれまでの金利から資金の供給量、いわゆるマネタリーベースに変更した。
なんと目標は2014年末までに270兆円?
量の面でマネタリーベースは2年で倍増するとしており、市場参加者の常識を超える極めて巨額のものだ。
フリップを使って分かりやすさを強調しているところも抜かりない。

物価安定の目標の達成のめどを「2年」と明示。
その2年のうちにマンタリーベースは2倍に。
更に資金を供給する為に購入する長期国債の保有額と購入する国債の満期までの平均期間を2倍以上に。
リスク資産であるETF、リートも保有額を12年末に1.5兆円から14年末までに3.5兆円へと2倍以上とするなど文字通り何でもやる状態。

今回の決定で日銀が購入する国債の額は月に7.5兆円となる。
これは国の発行のなんと7割に相当するものだ。

今までの材料を小出しにしてきた日銀の面影はないといってよいのではないだろうか。
高をくくっていたマーケットにとってはまさにサプライズ。
出来高も一昨日の12万枚を大きく上回る16万枚。

寄り付きの売りは惜しくも薄利撤退に終わったが、発表後の上昇買いヘッジが大ブレイクしまさに溜飲を下げた。
先物ブログ

本日の損益
デイ +210円(10枚)※増し玉合算
寄り引け  売り -260円(1枚)

現在の資金
343,060,000円 (+1,840,000円)※手数料考慮せず